古民家リノベーションで後悔するポイント。失敗しない方法

古民家には昔ながらのアンティークな雰囲気で多くの魅力があります。

実際古民家を改装したカフェや宿も人気で、SNSでも話題になりますよね。

そういった古民家ブームの中、比較的価格も安い物件を購入しリフォームして住もうとする人も多くいます。

今回は古民家暮らしで失敗しないための情報が書かれているので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

では古民家リフォームでよくある失敗例を具体的に説明します。

1. 構造的な問題の見落とし

古民家はその年代や建築技術により、現代の建物とは異なる構造になっています。梁や柱の老朽化、基礎の不安定さが見落とされがちです。これらの問題を事前に見つけ出し、適切に改修工事をしなければ、リフォーム後に大掛かりな工事をしないといけなくなります。トラブルにつながることがありますので構造関係は必ず確認しておきましょう。

構造に関するリフォームの費用面こちらの記事で詳しく書いてます。

【素人】古民家リノベーション、DIYでできることプロに任せるべきとこ

2. 許可や法規制の誤解

古民家は時々、歴史的建造物保護の対象となることがあり、リフォームには特定の制限や許可が必要な場合があります。これを事前に確認せずに進めた結果、工事が中断されるケースがあります。

購入する前に不動産屋さんに確認しておきましょう。

3. 伝統的な家に対する技術の不足

古民家のリフォームでは、伝統的な技術や材料の使用が望ましい場合が多いですが、これを理解していないリフォーム業者に依頼してしまうと、建物の魅力を損ねるリスクがあります。古民家の雰囲気を残しつつリフォーム、リノベーションしたいのであれば実績のある業者に依頼しましょう。

4. 適切な保湿・防水対策の欠如

古民家は建築時に現代のような高い保湿や防水技術が用いられていないことが多いです。リフォーム時にこれらを考えず、必要な防水処理を施さないことで、後に大きな水漏れや湿気問題を引き起こすことがあります。

5. 適切な照明計画の欠如

古民家の多くは照明の設計が現代の住宅と比べて暗く感じられることがあります。天井が低いのも理由の一つです。

生活が便利になるように間取りを変更することはいいのですが、変な場所に壁を作ることで日光が入らずに、部屋が暗くなる可能性があります。

6. 経験不足の職人による施工

伝統的な建築方法を理解している職人によるリフォームが理想的ですが、経験不足の職人が施工することで、技術的なミスが発生することがあります。見た目が変わるだけならまだしも、構造的なところでミスが発生すると、耐震性や家としてのバランスを崩すことにも繋がります。

7. 予算管理の失敗

リフォーム費用は計画段階での見積もりと実際の費用が異なることが多いですが、古民家リフォームでは特に予期せぬ出費が発生しやすいです。事前の詳細な調査と予算設定がされていないと、全体の費用が膨れ上がる可能性があります。

それも数千万円変わる可能性があります。

費用を抑える方法や、結果的に安く済む古民家の選び方については下記の記事を参考にしてください。

細かく話せば他にもありますが、これらの点に注意しリフォームを進めることで、後悔のない家づくりができます。

なるべくリフォーム費用を抑えるための物件選びについても詳しく書いているので一緒にチェックしてみてください。

失敗しない古民家の選び方。価格だけで選んではいけない理由

【0円?】無償で空き家の古民家を手に入れる方法と注意点

■後悔しないための事前準備とチェックポイント

失敗しない古民家リフォームをするためには、事前の準備と計画が不可欠です。これから古民家を購入しリフォームする際に必要のチェックポイントを具体的に説明します。

物件選びのポイント

立地の確認

立地選びは非常に重要です。自然災害のリスクが低く、自分が許容できる範囲でアクセスが良好な場所を選ぶことが望ましいです。自然災害のリスクがある場合、補助金がもらえない可能性もあるので注意が必要です。

しっかりとした調査と適切な業者選びの重要性

構造に関しては専門家による建物診断を受けることで、将来的にかかってくるであろう、大規模な修繕費用を避けることができます。

これには、シロアリの検査、土壌の調査、耐震性の評価などが含まれます。また、古民家に関する経験豊富で信頼できるリフォーム業者を選ぶことも重要です。

全国のリフォーム業者の一覧はこちら

リフォームの計画と管理

リフォームの計画を立てる際には、予算の設定とスケジュールの管理が重要です。古民家リフォームにおいては、予期せぬ修繕が必要になる場合があるんので、予算には余裕を持たせておきましょう

また、リフォームの進行管理は業者だけでなく、自分自身も関与することで、計画通りに進んでいるか常にチェックしましょう。

これらのポイントを抑え、適切な準備をすることで、失敗しない古民家リフォーム、リノベーションが実現できます。

■リフォーム後のメンテナンス

古民家のリフォームが完了した後、家を長持ちさせるためには、適切なメンテナンスが必要です。

また、古民家での生活を楽しむためのコツも一緒に紹介しますね!

古民家のメンテナンス

定期的な構造チェック

古民家の木材は時間とともに劣化する可能性があるため、定期的に建物の構造をチェックし、必要に応じて補強を行います。

人が住み始めると長持ちすると言われていますが、念の為数年ごとに確認しておきましょう。

防虫・防腐処理

シロアリや木材の腐食を防ぐために、防虫・防腐処理を定期的に実施することが重要です。

私も年に数回、基礎の周りに防虫剤をまいて対策しています。

屋根と雨樋の点検 

屋根材や雨樋が損傷していないか定期的に点検し、雨水の漏れや浸入を防ぎます。建物の中に水分が浸水すると木材の腐食の原因になります。耐震性や倒壊の可能性も出てくるので異変がないかは確認しておきましょう。

古民家での生活のヒント

季節に合わせた生活  

古民家は現代の住宅に比べて季節の変化を感じやすいため、夏は自然の風を活用し、冬はこたつや暖炉を用いて暖を取るなど、季節に応じた生活を楽しみます。

土地が広い家では焚き火を楽しんだり水遊びもできますよ!

私は家の裏に焚き火スペースを作っちゃいました。

庭や畑の活用 

広い敷地を活用して、庭の手入れや家庭菜園を楽しむことができます。

私の家も3畝ほど畑を作って野菜を育ててますが、すごく楽しいです。

インテリアの工夫

 古民家の伝統的な造りを生かしつつ、現代的な快適さを取り入れたインテリアデザインを考えることで、快適で魅力的な空間を作り出すことができます。

アンティークなインテリアはお値段もかかりますが、私たちは自分たちでリノベーションしたのでインテリアにお金を回しました。

まとめ

古民家のリフォームはすごく魅力的ですが、失敗しないためには適切な準備と知識が必要です。

安全に長く住み続けるためには適切なリフォームとメンテナンスが大事になります。

しっかり情報収集した上で進めましょう。

安心安全な古民家ライフを送るためにも、古民家と地震に関する記事も一緒にチェックしてみてください。

古民家は地震で全壊する?やっておくべき耐震補強