【古民家リフォーム】予算100万円でできること!具体例まで紹介

古民家をリフォームやリノベーションをして住むのはすごく魅力的ですが、予算に限りがある人も多いと思います。今回は相場を知ってもらうためにも100万円という制限では、どんなリフォームが可能なのかを詳しくご紹介していきます。

これからの古民家暮らしの参考にしてください。

100万円の予算内での古民家リフォームでは、以下のような具体的な改修ができます。

■100万円以内でできるリフォーム一覧

これから紹介するリフォームはそれぞれ100万円以内で可能ですが、内容によっては少しオーバーするものも含まれてます。

キッチンの全面改装

  • 内容: 新しいキャビネットの設置、モダンなシンクと蛇口の取り付け、効率的なレイアウトへの変更。
  • 費用: 80万円〜100万円

バスルームの全面リノベーション

  • 内容: 老朽化した設備の撤去、新しい防水性の高いタイルの設置、最新のシャワーシステムと洗面台の取り付け。
  • 費用: 80万円〜100万円

屋根の全面的な修繕

  • 内容: 古い瓦の取り外しと新しい瓦への交換、漏水対策の強化。
  • 費用: 80万円〜100万円

外壁の塗り替え

  • 内容: 既存の外壁を清掃し、新しい耐候性の高い塗料で塗り替え。など
  • 費用: 50万円〜100万円

断熱改善プロジェクト

  • 内容: 壁、床、天井に断熱材を追加し、エネルギー効率を向上させる。
  • 費用: 70万円〜100万円

床の全面張り替え

  • 内容: 全部屋のフローリングを撤去し、新しい木材やタイルで張り替え。
  • 費用: 80万円〜100万円

電気配線の全面更新

  • 内容: 古い配線を全て撤去し、新規の配線を施工。安全規格に合わせた配線とコンセントの設置。
  • 費用: 50万円〜100万円

照明システムの全面改善

  • 内容: 全ての照明をLEDに交換し、効率的で現代的な照明デザインを導入。
  • 費用: 30万円〜100万円

窓の全面交換

  • 内容: 全窓を断熱性と防音性の高い新しい窓に交換。
  • 費用: 70万円〜100万円

和室の洋室化改造

  • 内容: 和室の畳を撤去し、洋室としてフローリングを敷き詰め、壁にクロス張りを施す。
  • 費用: 50万円〜100万円

ガーデンと外構の整備

  • 内容: 庭の造園を行い、新しい植栽を配置し、散歩道や小さな池を作る。
  • 費用: 50万円〜100万円

防音対策の強化

  • 内容: 主要な居住エリアの壁や天井に防音材を追加し、外部からの騒音を低減。
  • 費用: 60万円〜100万円

エアコンと暖房システムの整備

  • 内容: 新しいエアコンの設置や、古い暖房機器の更新。
  • 費用: 50万円〜100万円

セキュリティシステムの導入

  • 内容: 防犯カメラの設置やセキュリティアラームの導入を含むセキュリティ強化。
  • 費用: 40万円〜100万円

ホームオフィスの設置

  • 内容: 在宅勤務に適したホームオフィススペースの構築、必要なオフィス家具と通信設備の整備。
  • 費用: 50万円〜100万円

防水工事

  • 内容: 屋根や外壁、バルコニーの防水層の再施工。
  • 費用: 70万円〜100万円

ドアと窓枠の交換

  • 内容: 古いドアや窓枠を撤去し、デザインと機能性を向上させた新しいものに交換。
  • 費用: 50万円〜100万円

古材の再利用とアップサイクル

  • 内容: 建物内外の古材を修復または再利用し、インテリアアクセントや家具として活用。
  • 費用: 30万円〜100万円

天井のリニューアル

  • 内容: 天井を撤去し、新しいデザインの天井を設置することで、室内の高さ感と明るさを改善。
  • 費用: 60万円〜100万円

スマートホーム技術の導入

  • 内容: 照明、暖房、セキュリティシステムをコントロールするスマートホームデバイスの導入。
  • 費用: 50万円〜100万円

これは100万円以内でできるリフォームの一覧です。

ただ多くの人は100万円という限られた予算で「100万円の予算で最低限生活できるリフォーム」がどんな内容なのかが気になるはずです。次の項目で詳しく説明してるのでぜひ読んでください。

古民家リノベーションについて予算別にまとめた記事もあるので是非参考にしてください。

【古民家リフォーム】予算500万円でどこまでできる?具体例まで紹介

【古民家リフォーム】予算1000万円でどこまでできる?具体例まで紹介

■100万円の予算で最低限生活できるリフォーム

内装の簡易リフォーム

壁紙の張替え: 主要なリビングスペースや寝室の壁紙を今時デザインに変更。選ぶ壁紙の種類によっては、1部屋あたり約10万円から20万円のコストが見込まれます。古民家の雰囲気を保つために漆喰を選択される人もいますが価格は跳ね上がります。

部分的な塗装: キッチンや浴室の天井やドアなど、特定のエリアのみをリフレッシュできます。素材と労力次第で約1万円から10万円で可能です。

床の部分張替え: 主に通路や小さな部屋のフローリングを張り替えることで、見た目の印象を改善できます。部分的な張替えで約10万円程度の予算が必要です。

キッチンの小規模改修

シンクや蛇口の交換: 耐用年数を超えたシンクや蛇口を新しいモダンなものに交換。交換には約15万円から20万円が必要です。

収納棚の追加: 限られたスペースを最大限に利用するために、収納棚を設置します。これには約10万円から15万円の予算になります。

断熱材の部分的追加

窓の断熱改善: 主寝室やリビングの窓を断熱性の高いものに交換することで、季節の変動による温度変化を緩和。一部窓の交換で約15万円から20万円が必要。主要な部屋に絞って実施します。

断熱材の追加: 特に寒冷地にある古民家では、壁内断熱材を追加することで室内の温度保持を助けます。部屋の一部に断熱材を吹き込むのに10万円程度かかることがあります。

照明の改善

LED照明への交換: 古い照明器具をエネルギー効率の良いLED照明に変更。これにより電気代の削減が見込め、1部屋あたり約5万円から10万円で実施可能です。

これらの改修を上手に組み合わせることで、100万円の限られた予算でも古民家の機能性を向上させ、住み心地の良い空間を作り出すことが可能です。

ただ、あくまでも部分的な修繕にすぎません。予算と優先順位については別の記事で詳しく紹介しているので下記の記事を参考にしてください。

古民家リノベーションについて、プロに任せる工事と自分たちでできる工事をまとめた記事も是非参考にしてみてください。

【素人】古民家リノベーション、DIYでできることプロに任せるべきとこ

■リフォーム計画の注意点

リフォームを計画する際に、実は改修工事以外にかかってくる金額があります。

そちらも考慮した上で計画を立てましょう。

現状調査

リフォームを始める前に、古民家の現状を詳細に把握するために検査が必要になる場合があります。

1981年以前に建てられた物件や、腐敗が進んでいる物件は検査が必要です。

構造的な問題、改修が必要な箇所、既存のインフラの状態などを専門家とともにチェックし、改修計画の基盤としてください。物件の大きさによっても変動しますが約10万円から30万円程度が相場です。

ここに関しては補助金がもらえる可能性もあるのでご確認ください。

■コスト削減のテクニック

再利用とリサイクル: 古民家の材料は再利用することでコストを大幅に削減できます。古い木材や瓦などは、修復して再び使用することで、新しい材料を購入する費用を節約できるだけでなく、古民家の古き良き雰囲気を維持した快適な家づくりができます。

地元の業者に依頼: 地元の工務店や職人さんにお願いすることで、輸送コストを削減できます。

段階的リフォーム: 全てを一度に行うのではなく、リフォームを段階的に実施することで、財政的な負担を分散し、各段階での資金調達が楽になります。構造面や水回りなど最も必要な改修から優先して行うことがおすすめです。

ちなみに我が家は水回り以外はセルフリフォームしております。

和室から洋室にリフォームするだけでも最大60万円も差額があるので、DIYが好きという人にはおすすめです♪

シンプルなデザインにする: 複雑なデザインや間取りの変更はコストがかかるため、シンプルなデザインを保つことで、余分な出費を抑えることができます。

■結果的にコスト削減になるリフォーム

屋根と基礎の修復: 屋根や基礎の問題は、将来的に大きなコストを発生させる可能性があるため、これらの修復は必ずやっておきましょう。建物の耐久性が向上し、長期的なメンテナンスコストを抑えることができるので、初期投資は必要ですが結果的にコスト削減に繋がります。

まとめ

この記事では、500万円という予算でどのようなリフォームが可能かを紹介しました。全面的なリノベーションは難しいかも知れませんが、キッチン、バスルームの新調、断熱改善など、重要な改修は十分可能です。

古民家リフォームでは 予算内で快適な生活をするために、どの部分にいくらかけるかを事前に計画することが重要です。

すべてを一度に行うのではなく、最も影響が大きい改修から手をかけることが効率的です。

 特に断熱性の向上や水回りの改善は、生活の質を大幅に向上させるため、優先的に考慮すべきです。