古民家にピッタリなフローリングの種類とメリットデメリット

■古民家の床をフローリングにするメリット

・清潔で衛生的にも安心

古民家の畳や木の床は、年月が経つにつれてホコリやダニがたまりやすくなります。一方、フローリングは表面がツルツルしているので、掃除機やモップで簡単に掃除でき、アレルゲンがたまりにくいです。例えば、フローリングなら、定期的な掃除でほとんどのホコリやダニを取り除くことができます。実際に、定期的に掃除することで、99%以上のダストやダニを除去できると言われています。

古民家をリノベーションする際、フローリングを取り入れることで、掃除の手間が減り、清潔な環境を保ちやすくなります。掃除が楽になるだけでなく、アレルギーの原因になるホコリやダニの対策としても効果的です。また、フローリングは見た目もモダンでおしゃれなので、古い家の雰囲気を損なわずに、快適さをアップさせることができます。

・断熱性の向上

古民家はもともと断熱性が低いので、冬はとても寒くなりやすいです。でも、最近のフローリング材料には断熱効果があるものもあります。例えば、厚さ12mmの合成フローリングは、普通の木の床と比べて約5倍も断熱効果が高いと言われています。

また、フローリングを張るときに、その下に断熱材を入れることでさらに暖かくすることができます。これをすることで、冬の電気代を20%以上も節約できるんです。

具体的には、断熱材を入れると部屋の温度が安定しやすくなります。例えば、床下に厚さ50mmの断熱材を敷くだけで、室温が数度上がり、エアコンやヒーターの使用頻度を減らすことができます。また、フローリング自体も、木目が美しくて見た目も良く、温かみのある雰囲気を演出してくれますよ!

・見た目の綺麗になる

古民家にフローリングを取り入れると、室内が明るくなり、モダンな雰囲気を楽しむことができます。特に、ライトオークやメープルなどの明るい色のフローリングは、光をよく反射するので、部屋が広く見える効果があります。

例えば、明るい色のフローリングを敷くと、昼間の自然光を反射して部屋全体が明るくなり、開放感が生まれます。さらに、フローリングの色やデザインを統一することで、古民家の伝統的な構造とも調和しやすく、モダンでスタイリッシュな空間を作ることができます。

古民家の床断熱についてはこちらの記事をチェックしてください。

古民家リノベーションの床断熱の費用相場!DIYでできること

■古民家リノベーションに使えるフローリングの種類と費用の比較

古民家のフローリングリノベーションには、主に下記の3種類が挙げられます。

・無垢材フローリング

・合板フローリング

・ラミネートフローリング

それぞれの特性、メリットとデメリット、そしてどのようなニーズに適しているかを具体的に解説します。

・無垢材フローリング

特性と費用

無垢材フローリングは、木の一枚板で作られており、一般的に1平方メートルあたり7,000円から15,000円のコストがかかります。時間が経つにつれて色や質感に深みが増し、古民家にはかなりマッチしたデザインになります。

メリット

長持ちし、適切なメンテナンスをすれば何十年もの使用が可能です。また、自然素材なので室内の空気質を改善する効果も期待できますよ。

デメリット

ぎちぎちに敷き詰めると湿気で傍聴し縮むため、キズや変色が生じやすいです。また、価格が高めで初期投資が大きくなります。

おすすめする人

自然の素材を生かしたいと考えている方や、長期的に質の高い住環境を求めている方に最適です。

・合板フローリング

特性と費用

合板フローリングは、複数の木材を圧縮して作られており、一般的に1平方メートルあたり3,000円から7,000円です。たくさんのデザインや仕上がりが選べるため、好みの床に出会う確率が高くなります。

メリット

コストパフォーマンスが良く、無垢材よりも変形や変色が少ないです。メンテナンスも比較的容易です。また、DIYで床材を貼る際は無垢材と比べて工数が少なく時間を削減できます。

デメリット

無垢材ほどの耐久性はなく、安価なものでは見た目が安っぽく感じられることもあります。

おすすめする人

予算に限りがありつつも、多くのデザインから選びたい方や、コストを抑えつつリノベーションを行いたい方に適しています。

・ラミネートフローリング

特性と費用

ラミネートフローリングは合成素材で作られ、表面が加工されているため、一般的に1平方メートルあたり2,000円から5,000円となっています。耐水性や耐汚染性に優れています。

メリット

非常に丈夫でメンテナンスが簡単です。水や汚れに強いですが安っぽく見える時があります。

デメリット

見た目が自然素材に比べて劣ることがあり、足元の感触も硬いです。

おすすめする人

手軽にメンテナンスをしたい方や、子供やペットがいる家庭での使用に最適です。

これらの選択肢を検討する際には、古民家の雰囲気をどの程度維持したいか、予算の制限、そしてどれだけメンテナンスに手間をかけられるかといった要素を考慮することが重要です。

■フローリング材のおすすめのネットショップ一覧

以下は、フローリング材を選ぶ際におすすめのネットショップの詳細です。各ショップの特徴と提供するサービスについて具体的に説明します。

・フローリング直販センター

特徴と提供商品: フローリング直販センターは、無垢材、合板、ラミネートフローリングなど、多種多様なフローリング材を取り扱っています。価格帯は業界平均よりも20%程度安価で、コストパフォーマンスに優れています。

オンラインでの見積もりが可能で、サンプルの無料提供やカスタムオーダーの受け付けも行っています。また、全国への配送サービスも提供しており、大量購入の際の割引もあります。

・WOOD PRO

特徴と提供商品: WOOD PROは無垢材フローリングに特化したショップで、高品質な国産木材を中心に扱っています。オーク、チェリー、ウォールナットなど、様々な種類の無垢材を提供しており、自然な美しさと耐久性を兼ね備えています。

オンラインでのカスタムデザイン相談が可能で、専門のスタッフが一からデザインの提案を行います。また、製品には長期保証が付帯し、購入後のアフターケアも充実しています。

古民家のリノベーションにおいて是非選択肢の中に入れてみてください。

■まとめ

古民家のフローリングリノベーションは、見た目の綺麗さ、生活の快適性の向上、そして維持管理の簡易化といった複数のメリットがあります。フローリングには無垢材、合板、ラミネートといった様々な種類があり、それぞれの材料には独自の特性とコストが関わってきます。選択する際には、古民家の雰囲気をどれだけ維持したいか、予算の制限、メンテナンスの容易さなど、複数の要素を考慮する必要があります。

おすすめのネットショップもご紹介しましたので、DIYをする際やリフォーム業者さんとの打ち合わせで調べてみてください。お気に入りの床板が見つかるかも♪

フローリングのDIYリノベーションの方法に関しては詳しく説明している記事があるのでそちらをご確認ください。